栄養素、時々アレルギー

栄養もあって美味しいけど・・・・・・

蕎麦は食材です、当然ながら摂取することによって人間の肉体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。男女共通にいえることですが、何かと不足しがちなビタミンミネラルなどがふんだんに含まれている他、蕎麦粉という事でタンパク質も含まれているため、主食として十分に通用するものとなっています。また材料や蕎麦の上に乗せることになる具材などによるところもありますが、非常にヘルシーな食べ物としても利用されています。

意外と良い事尽くしな蕎麦ですが、具体的にどのようなミネラル成分が含まれているのでしょう。まずそんな点から蕎麦の魅力を掘り下げていきましょう。

主に含まれているミネラル成分

蕎麦に最も含まれている成分、それは『ビタミンB1』となっています。正式名称を『チアミン』と呼ばれていますが、基本的に日本人は理想的な食事を心がけていれば、それほど欠乏する事のない成分となっています。何故か、それはこのチアミンが最も含まれているのは蕎麦も含めた穀物類から摂取しているのです。白いご飯を主食しているので日本人にとっては馴染みある食材となっていますが、西洋スタイルに憧れて、などとぬかす西洋かぶれ日本人らしき人々が穀物を食べす、チアミンが不足してしまうと当然ですが欠乏症として発症する病気があります。

チアミンだけではありませんが、その他のミネラル成分が不足してしまうと何かと身体機能が不調になってしまうこともあります。このチアミンについては次のような病気を発症してしまう恐れが出てきます。

  • 脚気
  • 多発性神経炎や神経痛など、神経に関する様々な病気
  • 浮腫

有名どころとしてはこのようなところでしょうか。その他にもチアミンが不足してしまうと発症してしまう病気もありますが、普通に日本人らしい白米を食べる生活などを心がけている一般家庭ではそこまで極端に深く考えなくてはいけないところでしょう。特に気をつけなくてはいけない人々は、単身で住んでいる方々かもしれませんね。

チアミンもそうですが、蕎麦の原料となる蕎麦粉は豆類ということもあってタンパク質も含んでいますが、潜在的な量としては大豆と比較した際には実のところ勝てる要素がありません。といっても、タンパク質で負けているからといって、アミノ酸成分を豊富に含んでいるので求めている人にとってはこの上ない食材となります。ですが蕎麦を製法する際に小麦粉を使用している、ということがあります。この時小麦粉特有のリシンと呼ばれる成分が不足したアミノ酸組成の影響を受けてしまって、求めている必須アミノ酸量が低下してしまう、ということもあります。

また蕎麦には『ルチン』といわれるビタミン成分が含まれています、この成分は医療関係の専門家からすれば『先進的な健康体を維持することが出来るビタミン成分』として注目を集めています。その例として、毎年何かと春に悩まされることになる花粉症、この完治する事はまずないとまで言われる花粉症に対して効果覿面というのです。とはいっても、過剰に摂取していれば良いというモノでもないので、その点については了承しておいてください。

元々は『腸胃を満たし、気力を益し、精神をつなぎ、能く五臓の滓穢を練る』、この古語を背景にして考察すれば理解できると思いますが、元々は蕎麦は滋養強壮効果が期待できるという食材として扱われていたところが本質的なところとなっています。

アレルギーが起こります

そんな良い事尽くしな蕎麦ですが、全ての人が食べることが出来るわけではありません、悲しいことに、個体差という点によってどうしても受け付けられない食材というものがあります。アレルギーを引き起こしてしまう、特にこの蕎麦に関しては材料や加工品などによってはそうしたアレルギーを引き起こしかねない食材として、食品衛生法による別表第5の2による特定原材料として指定されているほど、実はアレルギーを起こしやすい食材として見られているのです。

アレルギー問題が深刻化することになった現代ということもあって、蕎麦に限らず飲食店では使用している材料をメニューに記載して、アレルギー症状を引き起こさないようにと義務付けられたメニューが作成されています。そこから先は必ず食べる本人が確認しなければいけないことなのですが、筆者が飲食店で働いているときのことなのですが。肝心の自分が何のアレルギーなのかということを食べる直前になって思い出す、といった困った例もあります。その方はりんごが食べられなかったそうですが、注文してフォークでりんごを使用したケーキを食べようとした瞬間、というところで思い出したのです。例え本人が忘れていたとしても、食べさせたことで店の責任問題に発展してしまうので、アレルギー問題は中々難しいところがあります。その時は、幸い食べる直前で気付かれたので、大事には至らなかったのが幸いでした。

蕎麦の話に戻るとして、アレルギーとして発症してしまったという人には、蕎麦を食べてしまうと具体的にどのような症状が目に見えて出てくるのでしょう。具体的な症状として軽い頭痛や嘔吐といったところが中心となっていますが、こうした症状は食べた直後にすぐに現れるのでよほどのことがない限りは大事には至らないでしょう。ですがこれまでに、蕎麦を食べたことで発作を引き起こしてしまい、吐瀉物が気管に入って小学生が死亡してしまう、そうした事例が実際に存在しています。

幾ら症状が軽いとはいっても、時と場合によっては人が死亡するような大事故に繋がってしまうこともあるアレルギー問題、こちらに関してはどうしようもないところでしょう。蕎麦は美味しくて健康にも非常に良いといわれるような食材ではありませんが、命の危険に曝して手に入れるなんて健康でも何でもありませんしね。症状が明確に出てきた人は残念ですが、摂取を控えなくてはいけません。

ただ、蕎麦アレルギーを持っていないという人でも、原料となる蕎麦の実を栽培している畑などで収穫していると、時としてアレルギー症状が顕在化するといったこともあります。これも仕方のないところですが、気をつける以外術はないでしょう。